システムの運用


完全酸化システムの運用について



現在ほとんどの廃水処理施設を運用している事業所での余剰汚泥処理は先に説明した脱水・乾燥・焼却の方法が採用されています。

このような従来の方法はコスト高の問題だけでなく環境負荷も高く未来に問題を残す方法だと言えます。

完全酸化システムによる処理方法は低コストであることは基より環境負荷も極めて少ない方法です。

ただ、従来法とかなりかけ離れた発想と方法ですから、初めは疑問視されることが多いかとは思いますがこのシステムのポリシーや原理をご理解頂ければ必ずや地域を問わずご賛同頂けるものと確信しています。

完全酸化システムを事業所の廃水処理施設に併設して余剰汚泥処理対策と同時に処理水の安定放流を図ることも出来ますが、我が国の場合土地事情も悪く、ましてや生産性のない廃水処理施設への投資は難しい面があります。しかし、今まで併設した数十件の納入事例はあります。

そこで、完全酸化システムのプラントを遊休地などを活かして建設し、各事業所からの余剰汚泥を脱水行程に入る前段階の液状で受託することで事業所の脱水行程以降の負担を軽減し低コスト化を企図した訳です。




建設費と運営収支について




開業までの手順

 設置場所の選定

 設置場所周辺の顧客の確認及びリストアップ

 プラント規模の検討と計画設計

 プロジェクトの業務分担と内容の確認及び業務協定契約

 資金調達の検討と資金調達先への説明

 中間処理業の許認可手続きの開始

 中間処理業の申請書受理

 融資など資金調達の決定

 施工契約

 機器類試運転

 工事完成届・現地検査・認可発効

 業開始・馴らし運転開始